用途によって製品を選んでみよう
蜂蜜の材料となるのは自然界のメスのミツバチです。花から花へ飛んで口吻(こうふん)と呼ばれる部位で花蜜を採取した後に体内に保管しながら巣に運びます。花蜜をミツバチたちで加工したものが粘り気のある蜂蜜になります。スーパーなどでは様々な蜂蜜が売られています。使う用途によっても最適な製品は変わってくるのであらゆる角度から見比べましょう。例えば、加熱して利用する場合は温度を上げすぎると酵素が破壊されます。ビタミンやアミノ酸などが含まれるので健康食品として食べるなら熱を加えないほうがいいでしょう。料理の調味料や隠し味に使う場合は高級品でなくてもOKです。数百円と手頃な製品でも十分甘味が出ます。贈り物として探している方にはワンタッチのボトルタイプが便利です。金属スプーンを用いらずに手軽に楽しめます。数種類の蜂蜜が入ったギフトセットも喜ばれます。
成分によって種類は分けられている
お店で売られている蜂蜜は1種類ではありません。製品ごとに3種類分かれています。天然の蜂蜜だけの成分が入っているのが純粋な蜂蜜です。水分含有量は23%以下にとどめないといけない決まりがあります。果糖・ぶどう糖の含有量も決まってあり、厳しい基準を満たした製品だけが名乗れます。販売にかかるコストを抑えた加糖蜂蜜もあります。砂糖・水あめ・果糖が成分として加えられており栄養価は天然より若干劣ります。手頃な値段で香りや風味が楽しめます。他にも成分に含まれるたんぱく質やビタミンなどを除去した精製の蜂蜜もあります。こちらはあの独特の甘い香りや色がありません。精製する過程で栄養素がなくなっているので主に調味料として使われます。